まいまい句会感想②
冷麦にかき揚げの赤光をり マサ女
かき揚げの赤はえびでしょうか。「冷麦や」と切って「からりと揚がる桜エビ」かき揚げの赤ではよくわかりません。
一日の歩くノルマや蝸牛 一竿
注射して膝蘇り夏野ゆく 一竿
一人居の少なき湯量夏に入る 一竿
意味は良くわかるのですが、三句とも季語に因果関係を感じます。歩くと蝸牛、膝が治ったので夏野を行く、夏だから湯量が少ないなど。季語はもっと離したほ
うが良いと思います。
金婚の白檀の香の夫婦扇 暦文
金婚式のお祝いの扇でしょうか。もう少しリズムよく「馥郁と金婚式の扇かな」
(立)