まいまい句会感想③
山を降り足湯に浸り年惜しむ 遊心
何から何まで述べてしまった句ではないでしょうか。読者は登山の報告を受けた気がします。
すきま風灯揺らし影踊る 遊心
この句も隙間風が影を揺らしました。ただ事のような気がします。
看板は右書き屋号注連飾る 凡士
「看板は右書き屋号」がくどくどとした表現だと思います。屋号を看板にしている事を述べたいのか、右書きをのべたいのか、焦点を絞る事が大切。「右書きの大看板や注連飾る」など。
蔓引いて残せし杭に会ひにけり いくよ
意味がわかりませんでした。
(立)