古九谷の深むらさきも雁の頃 細見綾子 大呂俳句会 投稿日:2018年11月6日 作成者: dvx223272018年11月6日 「深むらさきも」の「も」が微妙である。「深紫も雁のわたる頃になると、いっそう心に染み渡る」くらいの解釈だろうか。雁が渡る頃のひんやりとした空気感と古九谷肌触りがうまくひびきあった一句。(m)