谷深ければ山高くほととぎす 鷹羽狩行 大呂俳句会 投稿日:2016年5月6日 作成者: dvx223272016年5月6日 破調の句である。「ほととぎす」を上五に据えれば、普通の五七五となるのだが、そうしない作者の意図は何であろう。ほととぎすの鳴声を最も高いところに置きたいからか。まず深い谷があり、続いて、高い山が聳え、さらにその上空をほととぎすが渡る。構図を意識した一句である。(m)