カテゴリーアーカイブ: 未分類
ひよいひよいと子らの手逃れ初蛙 今井律子
ほつほつと木々の芽吹の声聞こゆ 堀田一枝
木々の喜びが聞こえてくる芽吹である。(m)「季語 木の芽(春)」
まいまい句会感想11
84 火の粉掃く箒も焦がし修二会かな くらっ太 4
この形の中七は終止形ではなく連体形が普通、
火の粉掃く箒の焦げる修二会かな
——-
87 菜の花に溺れをりぬ古地蔵 関とし江 0
「溺れてをりぬ」と字数を整える。
——-
95 朧夜や故人の好みし酒を酌む 政代 1
「故人」がどんな人なのか、そこが肝心。
まいまい句会感想10
67 どっしりと百の涙や涅槃絵図 関とし江 1
「どっしりと」がよくわからない描写。
——-
73 脈迫のリズム乱るやしずり雪 冬すみれ 0
脈拍?
——-
74 ミモザ咲き散歩の回数多くなる ばふき 0
ただの報告。
まいまい句会感想09
60 草の根のほろほろほろと春の土 せつこ 1
助詞?「草の根を」がいい。
——-
64 啓蟄や様々の音動き出す 文夫 0
「音」は普通「鳴り出す」
——-
66 早春の扉ひらけば水の音 秀昭 1
あっさりとした味わいの一句。
まいまい句会感想08
56 城壁に鳥影過ぐや二月尽 空吟 0
「鳥影迅し」がいい。
——-
57 春風に追い立てられて旅支度 冬菊 2
ちょっとうまい擬人法。
——-
59 何もせぬ日もありなむや花菜雨 ふさ子 2
「ありなむ」はきっとあるだろう、ということか?ちょっとわかりにくい。
まいまい句会感想07
49 のどけしや再放送の時代劇 喜太郎 1
「のどか」は外の空気に触れて感じるもの。
——-
53 もじもじと出るか出ないかくしゃみくん 岩井汗馬 0
ちょっと悪ふざけ。
——-
54 花咲いて楽しい年金暮しかな 森本哲雄 0
生活感のある季語を。
蜆汁年金暮らしも楽しかり
まいまい句会感想06
30 春の雲過去を忘れし更地かな 政代 1
「過去を忘れし更地」、何のことかわからない。
——-
31 総身を花菜に染めて運河迄 あけみ 1
ごちゃごちゃ。
菜の花の色に染まりて歩みゆく
——-
34 陽炎や口開けて干す旅鞄 光枝 1
口を締めて干す人はいないのでは?
陽炎や丸洗ひして旅鞄
まいまい句会感想05
25 ふらここを漕ぐ山々を引き寄せて 秀昭 6
普通なら、
ふらここや山引き寄せて遠ざけて
——-
26 ばさばさとごま塩髪を刈られ春 いつせ 0
こじつけたような季語「春」
——-
27 窓眺めやる事も無し長閑なり 参月 0
「無し」ではなく、眺めたほうがいい。
海眺め山を眺めて長閑なる