1 水切りの紋の果てなる鰯雲 百目鬼 3 以と_ちえこ_智生
2 風を聞き水と話して蘆の花 いつせ 3 ひとみ_雅宏_郁文
3 手に余るほどの無患子貰ひけり 文夫 3 松太_りつ_ばふき
4 飛鳥路の色なき風に身をおけり 雅宏 0
5 文学部哲学科卒穴まどひ 秀昭 2 松太_いつせ
6 爽やかに アビーロードを 渡る夢 ふな 0
7 レモン水カリフォルニアの陽を搾り 森本哲雄 1 いつせ
8 渡り鳥未習の図形に流れをり マッキラ棒 0
9 藷を掘る野外授業の五年生 春生 0
10 野分あと青とりもどす宮古島 郁文 0
11 尼寺の闇に妖しき曼殊沙華 ひろし 2 暦文_マッキラ棒
12 あめんぼの渡つて行きぬ秋の雲 りつ 1 百合
13 緑なる名の交差点芒原 ばふき 0
14 実篤の「日々好日」やとろろ汁 暦文 0
15 新しき墓石の文字に秋時雨 百目鬼 2 文夫_智生
16 厳かな曲に茶房の秋深む ひとみ 0
17 落暉する佐渡の荒海雁渡る 雅宏 1 マッキラ棒
18 御堂筋の目映きまでの黄葉かな 雅宏 0
19 稲を刈る音をしづかに棚田かな りつ 1 ひとみ
20 月光のすり減つてゐる硯かな 松太 2 冬菊_マッキラ棒
21 地卵の黄身盛り上がる秋の月 暦文 1 哲雄
22 遊びとふこころ風にも花芒 秀昭 0
23 やや寒やホットレモンの香る湯気 暦文 2 雅宏_智生
24 タピオカの喉にプルンと寒露かな ひろし 0
25 ラクビーの芝生の上の死闘かな 文夫 0
26 秋蝿を追ふ極彩色の団扇かな 冬菊 0
27 桐一葉更地となりし燐家かな 智生 1 以と
28 坪庭に風の出できし菊膾 ひとみ 0
29 大根や剥けどおろせど白一本 マッキラ棒 0
30 陽が昇り やがて寂しき ハロウイン ふな 0
31 桐一葉日は山の端に傾いて いつせ 1 文夫
32 秋の蚊や皺のかひなに止まりたる ちえこ 0
33 高原の宿にともる灯秋時雨 智生 1 百目鬼
34 芋の葉はよべの雨粒こぼしけり ちえこ 0
35 秋夕焼今日は最後のボランティア 郁文 1 暦文
36 置かれたる工具に飛蝗飛び立ちぬ ばふき 0
37 形見分け済まして祀る後の月 春生 0
38 コスモスの囁き乗せて雲流れ 智生 1 ばふき
39 荒波となりて遡る鮭の群れ りつ 1 哲雄
40 豊の秋島にいくつの能舞台 百合 1 秀昭
41 茶を立てる虫も居なけり朝ぼらけ マッキラ棒 0
42 秋の暮れ お堂の幣の 白さかな ふな 0
43 爽籟や髭の剃りあと撫でをれば 文夫 1 雅宏
44 その中に野花も混じり稲穂垂る 冬菊 3 松太_百目鬼_郁文
45 銀やんま上目使ひの子に留まる 春生 1 哲雄
46 塵ひとつ硯に浮かぶ良夜かな 松太 3 ひとみ_秀昭_ばふき
47 長いものに巻かれつぱなし秋刀魚焼く 松太 2 冬菊_ちえこ
48 ひねられしごとくバッタの弾け飛ぶ 百目鬼 1 冬菊
49 長生きもほどほどが良し菊の酒 森本哲雄 4 りつ_暦文_いつせ_百合
50 秋暑しロードローラー響きけり 郁文 1 以と
51 つくばひに笹舟浮かべ母の秋 百合 2 郁文_秀昭
52 バイク乗る教師の顔か芒原 ばふき 0
53 白線が雨で流れて運動会 百合 0
54 みな風に震へて尾根の濃竜胆 ひとみ 0
55 空色に染めて翔び立つ赤蜻蛉 ひろし 0
56 どんぐりも俺もこの世に二つとなし いつせ 0
57 柚子坊の七つ八つほど養へる 以と 0
58 がらんどうの校舎きしめき秋茜 以と 0
59 日と影のあわい薄れて今朝の秋 冬菊 2 文夫_百合
60 日光のあまねく苅田香ぐはしき ちえこ 0
61 ゆつくりと一両列車秋の薔薇 森本哲雄 0
62 推敲のいよいよ長き夜となりぬ 以と 2 りつ_ちえこ
63 選別機より豊水の男ぶり 秀昭 1 百目鬼