1 六月の眩しき光雲間から ひろし 0
2 雨ひとつぶ水輪がひとつ鑑真忌 松太 2 政己_いつせ
3 新しき家の引越し風薫る ほしくづ 0
4 人声の途切れし後は行々子 政己 0
5 灯台の径はここまで皐月波 政己 3 雅宏_新米_りつ
6 薫風や磨きぬかれた古廊下 泉太郎 4 松太_葦たか_ばふき_朝男
7 紫陽花や中学生が通過する ばふき 0
8 浮き沈み激しい母や心太 一穂 0
9 列島のしっぽの辺り梅雨に入る 梅花 2 いつせ_ほしくづ
10 今立たん翼競り合う燕の子 輝久 4 くに_新米_泉太郎_一穂
11 友鮎を商ふ川のほとりかな 春生 1 ひとみ
12 啄木の砂にも混じる桜貝 梅花 1 ばふき
13 はじめての靴ゆっくりと青芝へ 風更紗 4 輝久_ほしくづ_真紀子_春生
14 香をのせてほろほろ落ちるレモン花 くに 0
15 夕焼けや母が片手に三輪車 輝久 0
16 面乱す鯉の尾鰭や杜若 政己 0
17 青芝の後ろ姿の二人かな りつ 0
18 婆ちゃんに手取り教わりトマト植う 新米 0
19 月山へ足投げ出して昼寝かな 松太 7 雅宏_いつせ_梅花_ひとみ_風更紗_真紀子_春生
20 いにしえの君を想ひし余花の雨 ほしくづ 0
21 薬玉の糸ゆれている枕元 りつ 2 以と_くに
22 手の平をはみ出て祖母の柏餅 泉太郎 5 輝久_以と_葦たか_ほしくづ_朝男
23 老いてこそ派手な色彩更衣 泉太郎 0
24 半島の小さき村や枇杷熟るる 春生 0
25 郭公や農薬散布車霧のなか 一穂 0
26 鹿の子の目元の優し母に似て ひろし 0
27 兄の訃報帰郷の道や桐の花 新米 0
28 昼の月めざし白鷺飛び立てり 雅宏 1 松太
29 初ゆかた母の在所や婆の笑み 輝久 0
30 梅雨じめり達磨船行く神田川 ひろし 0
31 茶屋出でて青水無月の杜の中 真紀子 0
32 通過する駅名読めず麦の秋 ほしくづ 2 ばふき_朝男
33 あまがへるあすはあめよとなきにけり 雅宏 0
34 更に五勺飲ませる祖母の茄子漬 いつせ 2 泉太郎_りつ
35 柿若葉かいな眩しき高校生 くに 2 葦たか_真紀子
36 朝の風吹くままに居り姫女苑 朝男 0
37 町古く栴檀の花降りしきる ひとみ 0
38 木の洞の暗闇深し蟻地獄 春生 0
39 田を植ゑてゐる週末の税務員 いつせ 2 ひろし_泉太郎
40 卯の花や枯れて久しき苔の井戸 真紀子 1 政己
41 形だけ草むしりして墓参り 新米 0
42 翠苔の仏足石に蝶生るる 以と 1 梅花
43 花菖蒲瓶の中から主張する ばふき 0
44 絵馬どれも願ひささやか風薫る ひとみ 4 雅宏_政己_くに_一穂
45 観音堂閑かに古りぬ竹落葉 真紀子 2 以と_風更紗
46 はるかなるオアシス画帳を蝸牛ゆく 風更紗 0
47 薔薇が咲く高低を成し皇帝である ばふき 0
48 雨樋をまたかさこそと恋雀 以と 1 新米
49 蟹出でて水かげ揺れるシャツの胸 風更紗 0
50 蔦這はせホテルの夏でありにけり ひとみ 1 風更紗
51 小さくもまろき月あり梅雨晴間 朝男 0
52 短夜や空をふたつの星流れ 葦たか 1 輝久
53 参道にあじさゐ続き千の傘 葦たか 0
54 バス停ににょきっと夏の泡立草 朝男 0
55 草笛吹く父母眠る山河へと 葦たか 1 春生
56 春蝉のいんいんと瀬はだうだうと 以と 1 一穂
57 黒猫の目に月飼ひて夜易き 一穂 1 ひろし
58 水無月の羽生えさうな美少年 いつせ 1 梅花
59 沖へ出て烏賊釣り舟の明易し りつ 1 松太
60 麦秋のかなたに暮れる有明海 梅花 0
61 園児バス送りて散るや日から傘 くに 0
62 石臼はそば粉まみれや柿若葉 松太 2 ひとみ_りつ
63 父の日や文箱に遺る恋の文 雅宏 1 ひろし