星のいま生まれ大原雑魚寝かな 夏井いつき 大呂俳句会 投稿日:2018年2月3日 作成者: dvx223272018年2月3日 昔、節分の夜に老若男女が雑魚寝した風習が大原の雑魚寝である。夜這いなどという風習もあったころの話。古きよき時代の性の奔放さおおらかさの現れであろう。句の「星のいま生まれ」は雑魚寝の空に星が瞬いたと読むこともできるが、男女間の合意がなって、新しいカップルが生まれたとも読める。「大原雑魚寝」、絶滅寸前季語の一つでもある。(m)